英国の論文書式は、学部ハンドブック、大学規則、指定された参考文献スタイルの3層で決まり、通常は学部ハンドブックが最も具体的です。提出前に大学・学部・学位レベルを選んで.docxをアップロードし、余白、フォント、行間、ページ番号、目次、キャプション、参考文献を原文の条項と照らして確認しましょう。
1. 書式ルールの出どころ
英国の論文書式ルールは、学部ハンドブック、大学規則、指定された参考文献スタイルの3層から成ります。同じ大学でも学部や学位レベルが違えばルールがまったく異なることがあるため、Dissertation Formatは最も具体的なものから順に参照します。
- 01学部ハンドブック論文のハンドブックやモジュールガイドです。通常、余白、語数、構成、参考文献表記が定められています。
- 02大学規則研究学位で一般的で、たとえば論文の提出や製本に関する規則です。
- 03標準の参考文献スタイル図書館が推奨するスタイルで、Cite Them Right Harvardなどがあります。
2つの層が食い違う場合は、より具体的なほうが優先されます。学部ハンドブックが大学規則に優先し、大学規則が標準の参考文献スタイルに優先します。
ハンドブックが見つからない場合は、当サイトの大学ページから公式情報へのリンクをご覧ください。学部が未対応のときは、ハンドブック(PDFまたはWord、25 MBまで)をアップロードし、抽出された各ルールを確認してからチェックしましょう。
2. 完全なチェックまでの4ステップ
- 01大学を選ぶ大学名で検索するか、イングランド・スコットランド・ウェールズ・北アイルランドで絞り込みます。
- 02学部と学位レベルを選ぶUG、PGT、PGRから選びます。各学部には、検証済み、学生による確認済み、公開ページ由来、ハンドブック必要のいずれかの対応状況が表示されます。
- 03Wordの論文をアップロードする.docxのみ、20 MBまで。PDFでは余白やスタイルを正確に読み取れないため、Wordから.docxで保存してください。ファイルは7日後に削除されます。
- 04サマリーを確認し、必要なら詳細を開く無料のサマリーでは、種類ごとの問題件数がわかります。詳細レポート(10クレジット)では、各問題の場所、現状と要件の比較、直し方、根拠となる条項が確認できます。
3. レポートの読み方
Dissertation Formatのレポートでは、すべての指摘が同じ構成です。場所 → 現状と要件 → 直し方 → 根拠となる条項。
「必須修正」は、ハンドブックに明確な要件があることを意味します。「推奨」は、ハンドブックの記述が曖昧、または一般的な慣例に基づく指摘です。迷ったときは、原文の条項と指導教員の判断が最終的な基準になります。
まず「必須修正」から対応し、そのあと推奨事項を検討しましょう。修正後は、14日以内なら同じ論文を5クレジットで再チェックできます。
4. 減点につながりやすい書式のミス
以下は、英国の大学がよく定める書式ルールの種類です。具体的な数値は大学によって異なり、常に学部ハンドブックが優先されます。
| 項目 | ハンドブックで通常定められる内容 | よくあるミス |
|---|---|---|
| 余白 | 各余白、広めの製本側余白 | Wordの初期設定2.54 cmのまま |
| フォントと行間 | 書体、サイズ、本文の行間 | 脚注やブロック引用だけ行間が違う |
| ページ番号 | 位置、前付けはローマ数字 | 前付けと本文の間にセクション区切りがない |
| 見出しと目次 | 番号付け、レベル、自動目次 | 手入力の目次が実際の内容とずれている |
| キャプション | 番号付け、キャプションの位置 | 番号の飛び、表のキャプションの位置違い |
| 前付け | 表紙、アブストラクト、宣誓書、謝辞の順序 | オリジナリティの宣誓書がない |
| 語数 | 上限と除外される範囲 | 参考文献や付録まで数えてしまう |
5. 学部・修士・博士で何が変わるか
同じ大学でも、学位レベルごとに書式ルールが異なることがよくあります。他の課程の友人のものではなく、ご自身のレベルのハンドブックを確認してください。
チェックを始めるときに、正しいレベルを選んでください。Dissertation Formatは、その学部とレベルのルールを適用します。
6. Wordでよくある問題を直す方法
書式の問題の多くは、手作業ではなくWordの標準機能で直せます。汎用的な数値ではなく、ハンドブックの値を使ってください。
- 01余白と用紙サイズレイアウト → 余白 → ユーザー設定の余白。ハンドブックの値を各余白に設定し(広めの製本側余白も含む)、文書全体に適用します。
- 02フォントと行間「標準」スタイルと見出しスタイルを変更します(ホーム → スタイル → 変更)。すべての段落が同じルールに従います。
- 03ページ番号前付けと本文の間にセクション区切りを挿入し、セクションごとにページ番号の書式を設定します。
- 04見出しと目次見出し1・2・3のスタイルを適用し、自動目次を挿入して、保存前に更新します。
- 05キャプション図と表には「図表番号の挿入」を使い、番号が連続するようにします。キャプションはハンドブックの指定どおりの位置に置きます。
修正したファイルは.docxで保存し、再チェックしてください。ハンドブックとこのガイドが食い違う場合は、ハンドブックが優先されます。
7. 参考文献スタイルの選び方
自分で選ぶのではなく、ハンドブックが指定するスタイルを使います。英国の大学で最も一般的な4つは次のとおりです。
8. 提出前チェックリスト
- 自分の学位レベルの今年度の学部ハンドブックを入手する
- すべての見出しにWordの見出しスタイルを使い、目次を更新する
- 前付けと本文の間にセクション区切りを入れ、ページ番号の書式を別々に設定する
- 図と表の番号は手入力ではなく「図表番号の挿入」で付ける
- ハンドブックの数え方で語数を数え直す
- Dissertation Formatでチェックし、修正後は14日以内に再チェックする